こんにちは、私はレアです。東京国際フランス学園に通っている12歳です。
皆さんは平和について考えたことがありますか?私にとって平和とはお互いがお互いの違いを認め合い、貧富の差や教育格差のない世界で生きることです。お互いの違いを理解し尊重し合わないと、それぞれが自分の考えを押し付けあい、対立してしまいます。また、格差は人々を分断させ、お互いが衝突しあう原因となります。これらが多くの戦争につながっているのではないでしょうか。
平和のために自分が何ができるかを考えた時、世界規模では難しいと思いました。そこで、自分でも出来ることを考えてみました。私のクラスでは、フランス語の授業で、フランス語が得意な生徒と苦手な生徒がペアを組んで勉強を教え合うシステムがあります。お互いが助け合うこのシステムを素敵だなと思いました。学校では仲の良い二人がペアになることが多かったのですが、私は、あえて接点のない二人をペアにするしくみを作りたいです。それをここではバディと表現したいと思います。
このバディシステムでは、知らない人同士で勉強を教え合います。知らない人同士が一緒に組むことで、異なる考え方や生活環境などを知ることができます。そして、このシステムを自分の学校の生徒同士だけでなく、日本全国の学校の生徒、世界の学校の生徒へと広げていきます。それによって、他の国の生徒に出会うことができ、他の国の文化を知り、お互いが抱えている問題を相談しあえます。もちろん、別の言語同士で話すのは難しいです。しかし、翻訳ソフトなどを使えば、他の言語を話す人ともコミュニケーションを取れると思います。
また、勉強を教えあうことによって、お互いが足りない部分を補うことができます。最終的には、様々な事情で学校にいけない子供もバディシステムに参加できるようなしくみを考えたいです。
そして、子供達のバディの輪、いえ、平和の輪が広がっていけば、より平和な世界に近づけるのではないでしょうか。
ご清聴ありがとうございました。