心身ともに発達する10代の重要な時期に、多国籍の子ども達と平和について学び考える体験を通し
国際協力への関心を高め、国際社会で世界平和実現のために活躍する力を育てる
世界の子ども達から平和を創るためのアイデアを募集。
世界8カ国の子ども達が動画で参加・応募し、アイデア総数201件の中から選ばれた子ども代表11名が、衆議院議員会館 国際会議場でスピーチ致しました。
【応募アイデア数】201件
【参加国】8ヶ国(日本、リトアニア、ニュージーランド、ケニア、フランス、アメリカ、パキスタン、コートジボワール)
【募集期間】2022 年 4 月 18 日(月)~5 月 31 日(火)
【募集要項】平和ってなに?わたしが考える世界を平和にするアイデア」に沿ってスピーチ動画を作成し、
学校・団体にてまとめて応募、または、ホームページから個別応募する。
「地球上の誰一人として取り残さない」という誓いのもと、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、
「貧困」「健康と福祉」「教育」「働きがい」「気候変動」など17の目標と169のターゲットで構成されています。
「子ども世界平和サミット」に参加する子ども達のアイデアにより、sべてのSDGsの達成に貢献します。
■ 竹中 友花 Yuka Takenaka (15歳・日本)
人類共通の宝物である世界遺産を世界中の人達と共に守り後世に伝える
私は幼い頃から「なごみ訪問」というボランティア活動をしています。このボランティアでは、世界各国からのお客様を自宅にお迎えし、日本の伝統的な料理でおもてなしをしています。
殺陣や踊り、手作りの紙芝居などを披露し、日本文化を紹介します。彼らが私の国、日本を好きだと言ってくれるのは嬉しいし、私も彼らの国のことを聞くのが好きです。
このような異文化交流によって、私たちはますます自分の国を好きになるのです。
自国と他国への理解を深めるために、世界遺産を学び、保存する活動を始め、世界遺産アカデミーの認定を受け、活動しています。日本と世界の架け橋となるべく、ティーンエイジャーの模範となるような存在になりたいと思います。
SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」
【11.3】2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
【11.4】世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
■ 野中 優那 Yuna Nonaka (16歳・日本)
大人が始めた戦争に子どもがNOと言える仕組みをつくる
2021年2月1日、ミャンマーでクーデターが起きた日、私はミャンマーに住んでいました。今、日本の伝統文化のかるたを使って、ミャンマーの人々の日常を伝える活動をしています。
世界平和のために、「大人が始めた戦争に、子どもがNOと言える仕組み」を作りたいです。その第一段階として、日本の投票所に子どもが模擬投票できるシステムの導入を提案します。そして全ての政治家に、10歳の子供が理解出来る「子ども向けマニュフェスト」を作成して欲しいです。日本に住む外国人や障害のある方、これまで政治に関心がなかった人々への、アクセシビリティにもなります。
世界には、まだ民主主義が当たり前では無い国が沢山あります。私たち日本人が民主主義を守ることは、世界平和の一歩です。
SDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」
【16.3】国家及び国際的なレベルでの法の支配を促進し、全ての人々に司法への平等なアクセスを提供する。
【16.6】あらゆるレベルにおいて、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。
【16.7】あらゆるレベルにおいて、対応的、包摂的、参加型及び代表的な意思決定を確保する。
■ 門永 雅怜 Mirei Kadonaga (17歳・日本)
医療における格差をなくすための「Global Medical Call」システムの構築
私は、心身のことで困った時に、世界中の誰もが利用できる、「Global Medical Call」というシステムの構築を提案します。24時間どこからでも、電話やチャットを通して、医療従事者に相談できる窓口です。世界中の医療従事者が協力して取り組むことで、相談者側の時間が夜中であっても、日中である他の国の医療従事者が対応できるように、翻訳ツールを内蔵します。
医療従事者は、リモートで対応することを想定しています。
ですから、例えば、子育て中の医療従事者が、子どものお昼寝タイムなどの隙間時間に対応することなども可能です。
心身のことで困った時、誰もがいつでも利用できるよう、ネットワークの整備や「ネット館」の設置をお願いしたいです。世界の大人の皆さん、どうか私に知恵と力を貸してください。
SDGsの目標3 「すべての人に健康と福祉を」
【3.2】全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、 2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。
各国大使等
● フランス大使館 特命全権大使 フィリップ・セトン閣下
● チュニジア共和国大使館 特命全権大使 モハメッド・エルーミ閣下
● コートジボワール共和国大使 特命全権大使 ジェローム・クロー・ウェア閣下
● セネガル共和国大使館 特命全権大使 ゴルギ・シス閣下
● リトアニア共和国大使館 一等書記官 クリスティーナ・シャルテ様
● パキスタン大使館 参事外交官 タイムール・ズリフィカール様 他多数
審査員長:宇宙飛行士 山崎直子氏
特別審査員:ウクライナの歌姫・バンドゥーラ演奏家 ナターシャ・グジー氏
審査員:歌舞伎役者 坂東彦三郎氏、歌舞伎役者 坂東亀蔵氏、NHKエグゼクティブ・ディレクター 片岡 利文氏