日本

Arisa Yamada

山田 有里紗(14歳)

それぞれの思いを自由に、
好きな言語や好きなパートで繋ぎ合わせ
一つの曲を歌い上げる

あなたにとっての平和とは?

みんなが互いを思い合うこと

平和のコーラス

皆さんこんにちは。四天王寺中学校2年の山田有里紗です。

私が〝平和〟を意識するきっかけとなったのは、小学校でのSDGsに関する探究学習でした。

私のチームでは、本来なら治すことのできる病気なのに、貧しさや社会情勢により治療できない人々の為に、自分たちで何が出来るかを話し合いました。

そして、ペットボトルキャップからワクチンが作成できることを知り、全校児童にペットボトルキャップを持参してもらい回収することから始めました。

たくさんの人の協力もあり、集めたペットボトルキャップで26人分のワクチンが作成されることになりました。

ペットボトルキャップを集めるだけで、26人もの命が救えることに感動し、小さなことから始める大切さを学びました。

私は四天王寺小学校から四天王寺中学校に進学しています。四天王寺学園は仏教の精神に基づいた教育を行っており、その中で「和の精神」を大切にしています。

その学びから、先生方や全校児童などが積極的に回収に協力してくれました。非常にうれしかったことを今でも覚えています。

また、母が小学校の保護者コーラス部に入っていたのをきっかけに、小学3年生の時に小学校で活動している「たいし合唱団」へ入団しました。

この合唱団では保護者と児童が同じ曲を歌うこともありました。今でも母と家で歌うことがあります。

コーラスにのめり込んだ私は、中学でもコーラス部に入部しました。定期演奏会やコンクールに数多く出演するため、日々練習に取り組んでいます。

「ソプラノやアルトなどの各パートが他のパートを聞いて思い合いながら歌う。」という顧問の先生の言葉に私は大変感銘を受けました。

歌声には、聴く人々に感動を与え、平和のメッセージを伝える力を持っているのではないかと思っています。

そこで私が考えたのが〝平和のコーラス〟です。私が考える平和とは、「人々が互いを思い合う」ということです。コーラスは、自分の歌声に満足するだけではなく、それぞれのパートが他のパートを思い合うことで、よりよいものに仕上がります。

〝平和のコーラス〟とは、たくさんの人々が、それぞれの思いを自由に、好きな言語や好きなパートで繋ぎ合わせ、一つの曲を歌い上げるというものです。

コーラス部の経験を通して一つの曲を歌い上げた時の喜びや美しさ、感動を私は知っています。

世界中の人々と感動を共有し、互いを思い合いながら声を合わせたいのです。

それぞれの自由を尊重し、平和を願いながら歌を奏でられるその日を、実現したいと思っています。

ありがとうございました。


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