「平和はみんなで育てる子供の未来」
2340
これは僕が生まれてきた時の体重です。
2340g
2500g未満で生まれてくる赤ちゃんを「低出生体重児」といいます。
僕は、生まれてすぐに病院にある「保育器」という小さな箱で大切に育ててもらったおかげで今は小学6年生。
仲の良い2つ年下の妹とほとんど身長が同じ。
たまに双子に間違われるのが悔しいから、僕はお母さんが作ってくれるご飯はたくさん食べるようにしています。
日本では僕の様に小さく生まれてきても、多くの子供が元気に過ごすことが出来きます。
それは、病院などの医療体制に恵まれた環境が整っているからだと思います。
ユニセフによると、毎年世界で亡くなる250万人の新生児のうち80%は低出生体重児だそうです。
僕は小さく生まれたけど、今生きている。だけど、せっかくこの世界に生まれてきたのに亡くなる命がある。
世界は医療体制が整った国や地域ばかりではありません。
「医療格差」と言われます。
世界にはさまざまな格差があって、「格差社会」とも言われ、子供達の生活や教育環境に大きな影響を与えています。
僕はこれらの格差を世界から無くしたい。
そこで僕が提案するのは、世界中の子供だけが持つことの出来る「子供パスポート」です。
子供パスポートは子供なら誰でも持つことが出来て、希望する国や地域に自由に行けるパスポートです。
これは、国や人種を超えて、子どもたちが持つ限りない可能性を未来へ育て繋げていくしくみです。
このパスポートの特徴は、一つの国や地域だけではなく、世界全体で子供たちの成長をサポートするところです。
世界中が様々な場面で協力し合うことで、失われる大切な命も少なくなると思います。そして、未来はもっとたくさんの明るい笑顔が増えると思います。
人類の可能性ももっと広がります。
明るい未来のために協力しましょう。
誰もが毎日笑顔で過ごせるために協力しましょう。
「平和は、みんなで育てる子供の未来」