10歳前後の子ども達と、平和の創り方を学ぶ

10歳前後は、子どもから大人へと移り変わる
非常に重要な心の変化が起こる時期です。

小学校低学年までは、見たり聞いたり経験したりしたことやものについて、
具体物を用いてシンプルに考えていました。
それが10歳前後になると、段々と頭の中で抽象的な思考ができるようになります。

スイスの発達心理学者・児童心理学者ジャン・ピアジェの「認知発達理論」によれば、
論理的思考力が発達するのは7~11歳(具体的操作期)です。
この時期に、相手の気持ちを考えて発言・行動できるようになります。

11歳からは、今までの知識・経験を応用して仮説を立て、
「もしこの場合だったらどうなるのか」など、結果を予測して行動・発言できる(形式的操作期)ようになります。

抽象的思考力の高まりは、時期や能力の個人差がありますし、
それまでの経験に支えられる面も大きいと言えます。

例えば、幼い頃からいろいろな友だちと遊ぶ中で、
ケンカをしても仲直りをすれば仲良く遊べるといった経験を積み重ねていると、
「友情」の概念が理解しやすくなります。

例えば、シーソーで遊んだ経験がたくさんあると、
理科の天秤の学習がスッと理解できるでしょう。

子どもの主体性を大切にしつつ、
保護者をはじめとした大人が、子どもの成長をフォローしてあげることが必要になります。
(参考:ベネッセ教育情報サイト「10歳の壁」)

私たちピースピースプロジェクトは、
10歳前後の子ども達に、世界平和を実現する方法を考えるきっかけを創り、
世界平和を実現する子ども達を育てて参ります。

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