東京都にあるフランス語のインターナショナル・スクール
東京国際フランス学園に平和学習に伺いました。
東京国際フランス学園は、
フランス教育省より正式に承認されており、
55以上の国籍者からなる3歳から18歳までの学生が在籍しています。
フランスのバカロレア(大学入学資格)の取得も可能な学校です。
今回、ルネサンス・フランセーズ日本代表部のお力添えの下、
東京国際フランス学園の学生達に
漫画「キセキのヒロシマ」フランス語版を830冊寄贈し、
6年生と7年生の生徒たち、約200名との平和学習が実現しました。
学生達は漫画「キセキのヒロシマ」のフランス語版を読み、
疑問に感じたことなど、対談形式で積極的にご質問いただきました。
学生達からの質問と、著者・代表理事の多田多延子の回答を、いくつか共有させていただきます。
●どうして書籍ではなく、漫画という形を選んだのですか?
私自身小学校の時から歴史や偉人伝を漫画で学び、
理解が深まった経験から、漫画で伝えたいと思いました。
●この漫画を読む前に浮かんだ疑問なのですが、
なぜ「キセキのヒロシマ」と名付けた本を書いたのですか?
というのも、広島は原爆と破壊のイメージがあるからです。
広島が被爆地、破壊のイメージだけではないことを世界に伝えたかった事も、
この名前をつけた理由ですが、本当にキセキの街だと思っているので、
「キセキのヒロシマ」と名前を付けました。
●何歳の時にこの本を書こうと思ったのですか?
また書き上げるのにどのくらいかかりましたか?
子どもの頃から本が好きでした。
広島の本を書きたいと思ったのはアメリカを訪ねた13歳の時です。
一人一人に伝えていくには限界があり、
多くの人に伝えるために出版したいと思いました。
被爆者でない私がどうやったら正しく被爆者の想いを伝えられるのかという点から
漫画「キセキのヒロシマ」は構想に30年、制作にかかってからは、
当時の写真から時代考証などを丁寧に行ったので3年かかっています。
●ピースピースプロジェクトを立ち上げるのは難しかったですか?
私の人生の指針は、「自己限定をせずに、まず、やってみよう」です。
出来ることを探してチャレンジしたので、難しいとは思いませんでした。
平和学習全体を通じて、学生達の皆様に、
漫画「キセキのヒロシマ」で広島の復興の精神を体感していただき、
平和への道を切り拓いてほしいという事をお話させていただきました。
漫画「キセキのヒロシマ」は
日本語、英語、フランス語、スペイン語で、こちらからお読みいただけます。
https://peacepieceproject.com/peacelearning/hiroshimamiracle/
電子書籍版は無料でお読みいただけますので、
お読みいただいた後、5つ星でレビューいただけましたら嬉しいです。